クラリティ・コーティング

見やすさの追求

見やすい腕時計をつくる。それはシチズンが大切にしているテーマのひとつです。腕時計の文字板は、ガラスで守られています。このガラスの耐久性、防汚性を追求し、光の透過率を約99%にまで高めたのが「クラリティ・コーティング」です。どんなにまぶしくても時計の表情を読み取れるように。そんな思いから生まれたガラス加工技術です。
*透過率については許容差として約1%の差異が生じる場合があります。


明るい場所で腕時計を見ると、ガラスに光がキラッと反射して、見えにくくなる経験はありませんか?クラリティ・コーティングは、約99%の光を透過させるので、光が反射して文字板が見えにくくなることがありません。公園やビーチなど陽の当たる場所でも、まるでガラスが存在していないかのように、時刻をはっきりと読み取ることができます。


指紋やほこりなどでガラス表面が汚れてしまうと、せっかくの美しい腕時計も台無しです。クラリティ・コーティングには、指紋がつきにくいという特長もあります。さらに、汚れも拭き取りやすいので、クリアなガラスの状態を保つことができ、いつでも文字板の表情を楽しむことができます。

About Clarity Coating

クラリティ・コーティングには
こんな技術が詰まっています。

光を透過する。
だから、反射しない。

クラリティ・コーティングは、光の透過率を約99%にまで高めて、光の反射を抑えることで文字板を見やすくするテクノロジーです。サファイアガラスの表裏面に多層構造のシリコン化合物をコーティングするテクノロジーにより、高い視認性を確保しています。さらに、両面無反射コーティングの表面に防汚膜を付加することで、指紋の付着防止や汚れの拭き取りやすさを実現しています。

3つのガラスを
比較してみました。

サファイアガラス、サファイアガラスの裏面に無反射コーティングを施したもの、サファイアガラスにクラリティ・コーティングを施したもの、3つのフラットガラスを比較してみました。クラリティ・コーティングがいかに光の反射を抑えて、文字板を見やすくしているのかがわかると思います。

  • サファイアガラス 透過率約86%
  • 無反射コーティング(表面のみ) 透過率約92%
  • クラリティ・コーティング 透過率約99%
1サファイアガラス
純度と硬度が非常に高い人工ガラス。硬度、耐熱性、透過率の高さから多くの腕時計に採用されています。ただし透過率は約86%と反射性がやや高いです。
2無反射コーティング(裏面のみ)
完全に光の反射を抑えたコーティングではなく、限りなく反射率を低く抑えるためのコーティングの総称。裏面だけの場合、透過率は約92%です。
3クラリティ・コーティング
サファイアガラスの表裏面に多層構造のシリコン化合物をコーティングすることにより、透過率約99%を実現しています。

※ 2014年以降の「両面無反射コーティング」と記載されている商品にも防汚膜をコーティングしています。ただし、クラリティ・コーティングとは透過率・防汚膜の性質に違いがあります。

大切な腕時計を
長く楽しむために。

クラリティ・コーティングは、表面に防汚膜がコーティングされ汚れが付きにくくなっていますが、砂や金属などによりガラスの表面が擦れたり、硬い物が当たったりするとコーティングにキズがつくことがありますので、取り扱いにはご注意ください。
汚れが付いた状態で、そのままにしておくと表面にしみなどが残ったり、コーティングが劣化したりする原因になります。中性洗剤を薄めた液で軽く洗い、よく水ですすいでから水分をよく取り除き、柔らかい布で拭いてください。
※ アルカリ性、酸性の洗剤は使用しないでください。

※ 現在は生産されていないモデル、日本未発売モデルも掲載されています。